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公園通りの猫たち[こうえんどおりのねこたち]
『公園通りの猫たち』(こうえんどおりのねこたち)は、1989年12月23日に公開された中田新一監督の日本映画。製作・配給は東映。 == 解説 == 東京渋谷の公園通りで自由闊達に生きる野良猫たちと、ミュージカルで成功を目指す女の子たちとの交流を描いた作品。実質的な主人公である猫たちは頻繁に登場して奔放に描かれ、女の子たちが街中で踊るシーンなど、ミュージカル的要素が盛り込まれた集団劇でもある〔山根貞男『映画はどこへ行くか 日本映画時評'89-'92』筑摩書房、1993年、p.34〕。 原作は、1990年に第6回講談社エッセイ賞を受賞した早坂暁の講談社刊の同名作品。映画化を企画した岡田裕介が、『ドン松五郎の生活』をヒットさせ、『パンダ物語』も手掛けるなど動物ものの経験がある中田新一を起用して正月映画として公開されたが、興行的にも作品の評価としても大失敗に終わったと中田は語っている〔中田新一『奔れ!助監督 ~奮闘昭和映画史~』早稲田出版、2010年、p.228〕。 主演の荻野目洋子は、1977年に『獄門島』に端役で出演したことがあったが〔対談 vol.1 荻野目慶子の巻 / special 荻野目洋子 Official Website〕、本作が初の本格的な映画出演であり、1990年2月26日の第27回ゴールデン・アロー賞新人賞(映画部門)を受賞した。 劇中に猫たちが踊るアニメーションのシーンがあり、アニメパートは東映動画と東京ムービー新社が制作している。1990年8月27日にVHSビデオにて発売された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「公園通りの猫たち」の詳細全文を読む
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