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六博
六博(りくはく)は、古代中国のゲームで、先秦時代には囲碁などと並ぶ代表的なボードゲームであった。すごろくに似たゲームであったと考えられ、多くの文献や出土資料が残っているが、そのルールはよくわかっていない。 == 歴史 == 六博は古くは単に「博」(または竹冠を加えた「簙」〔『説文解字』竹部「簙、局戯也。六箸十二棊也。从竹博声。古者烏胄作簙。」なお、段玉裁によると「烏胄」は「烏曹」の誤り〕)とも呼ばれた。先秦の文献にしばしば出現し、『論語』陽貨篇に奕〔「奕」と「弈」は本来別字で、囲碁を意味するのは「弈」の方だが、日本では「奕」の字が用いられることが多いので、この記事でも「奕」を用いる〕(囲碁)と並べて「博奕」、『荘子』駢母篇に「塞」(格五)と並べて「博塞」の語が見える。 漢代にはとくに流行し、宴席の座興としてかならず用意された〔渡部(1991) p.226〕〔小泉(1991) p.34〕。『史記』呉王濞列伝によると、呉王劉濞の子の劉賢と皇太子(のちの景帝)が六博のことでけんかになって、劉賢が皇太子に博局(六博に使う盤)でなぐり殺されたのが呉楚七国の乱の起きた直接の原因であったという。 三国時代にもひきつづき六博は遊ばれていたが、南北朝時代になると廃れた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「六博」の詳細全文を読む
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