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六畳の生涯[ろくじょうのしょうがい]
『六畳の生涯』(ろくじょうのしょうがい)は、松本清張の小説。『週刊朝日』1970年4月3日号から7月10日号に、「黒の図説」第5話として連載され、1971年9月に中編集『生けるパスカル』収録の一作として、光文社(カッパ・ノベルス)から刊行された。 1987年にテレビドラマ化されている。 == あらすじ ==
来年80歳になる志井田博作は、かつて長野県内の開業医であったが、今は東京の息子夫婦のもとに同居している。が、やはり医者となった息子の正夫は仕事が忙しく、嫁の望子とは話が合わずで、最近は裏側の六畳間に引っ込んでいた。看護婦の久富千鶴子も気取った体裁屋で、博作とは気が合わなかった。家政婦の吉倉トミが来るようになると、望子は博作の世話を彼女に委ねた。34歳のトミはこまめでよく気のつく女であった。一人で寝起きしている博作は、トミのやくざな亭主の話を聞いているうちに、彼女を口説き始める。 トミは以前の手伝い先の家から求められ、一週間志井田家から離れることになった。博作はトミを求めて家を抜け出し、彼女の行き先、さらに実家を探索し始めた。トミの虜になった博作は、彼女を獲得した上での新生活を夢見るようになる。志井田医院でのひそかな企みが始まっていた…。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「六畳の生涯」の詳細全文を読む
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