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六祖壇経 : ウィキペディア日本語版
六祖壇経[ろくそだんきょう]
六祖壇経』(ろくそだんきょう)は、仏教経典で、中国禅宗の第六祖・慧能の説法集である。禅宗における根本教典のひとつ。最も古い写本は『南宗頓教最上大乘摩訶般若波羅蜜經六祖惠能大師於韶州大梵寺施法壇經』と名づけられる。『六祖大師法宝壇経』とも、単に『壇経』とも言う。
唐代の初め頃、地方長官の韋據(いきょ、據の字は手偏のかわりに王偏・Unicodeでは璩)の求めに応じて、大梵寺において行った説法をおもな内容とする。書き留めたのは弟子の法海である。
==構成==
宋の時代、967年に恵昕(えきん)が文章を整理し、上下巻に分けた本が広く通用している。それによると、全体は十一門に分けられている。
*上巻
 *縁起説法門
 *悟法伝衣門
 *為時衆説定慧門
 *教授坐禅門
 *説伝香懺悔発願門
 *説一体三身仏相門
*下巻
 *説摩訶般若波羅蜜門
 *問答功徳及西方相状門
 *諸宗難問門
 *南北二宗見性門
 *教示十僧伝法門
上巻・下巻に分けたのは分量の関係で、意味はないようである。
「縁起説法門」は説法の背景の説明。「悟法伝衣門」は説法の導入部分として、慧能の略歴を述べている。そこから「問答功徳及西方相状門」までは説法。そこで慧能は大梵寺から曹渓山宝林寺へ帰り、「諸宗難問門」以下の篇では弟子たちとの問答が記されている。最後は慧能の入滅で終わる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「六祖壇経」の詳細全文を読む



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