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共有資源(きょうゆうしげん)とは、コンピュータネットワーキングにおいて、別のコンピュータからリモートアクセスすることが可能なコンピュータ上のデバイスや情報の一部のことである。ネットワーク共有とも呼ばれる。一般的にはLANや企業イントラネットを通じて行われ、リモートアクセスされるコンピュータはまるでローカルマシンのように透過的である。 例としては、共有ファイルアクセス(ディスク共有やフォルダ共有として知られる)、共有プリンターアクセス(プリンター共有)、共有スキャナアクセスなどが挙げられる。共有資源は''ディスク共有''(マウントされたディスクとして知られる)、''共有ドライブボリューム''、''共有フォルダ''、''共有ファイル''、''共有ドキュメント''、''共有プリンター''、あるいは''共有スキャナ''と呼ばれる。 専門用語としてのファイル共有は、例えばMicrosoft Windowsのドキュメント〔Microsoft Technet、Windows Vista におけるファイルとプリンタの共有 、2007年2月8日〕のように、伝統的には特にオペレーティングシステムとLANとインターネットサービスを背景とした共有ファイルアクセスを意味している。しかしながら、BitTorrentや類似のアプリケーションが2000年代初期に利用可能になったように、専門用語としてのファイル共有はインターネットを介したPeer to Peerファイル共有に関連付けられるようになってきている。 ==共通ファイルシステムおよびプロトコル== 共有ファイルやプリンターアクセスには、サーバにある資源へのアクセスをサポートするクライアントのオペレーティングシステム、自身のリソースに対しクライアントからのアクセスをサポートするサーバのオペレーティングシステム、そして(4層または5層のTCP/IP参照モデルにおける)アプリケーション層ファイル共有プロトコルとその共有アクセスを提供するトランスポート層プロトコルが必要となる。 ファイルシステムやプロトコルの例を以下列挙する: 「主なオペレーティングシステム」は、当のファイル共有プロトコルが最も一般的に利用されているオペレーティングシステムである。 Microsoft Windowsにおいてネットワーク共有は、Windowsネットワークコンポーネント「Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有」により、マイクロソフトのSMB (Server Message Block) プロトコルを利用することで提供されている。他のオペレーティングシステムもそのようなプロトコルを実装している。例えばSambaはUnix系オペレーティングシステムおよびOpenVMSのようなその他のMS-DOSやWindows以外のオペレーティングシステム上で起動するSMBサーバである。SambaはSMBを用いて、Microsoft Windowsを起動しているコンピュータからアクセス可能なネットワーク共有を作成するために利用することができる。代わりのアプローチとしては、共有ディスクファイルシステムがあり、そこでは各コンピュータが共有ディスクドライブ上の「ネイティブな」ファイルシステムへのアクセス権を持っている。 共有資源アクセスは、Web-based Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) を用いて実装することもできる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「共有資源」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Shared resource 」があります。 スポンサード リンク
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