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共産主義者同盟赤軍派より日帝打倒を志すすべての人々へ(きょうさんしゅぎしゃどうめいせきぐんはよりにっていだとうをこころざすすべてのひとびとへ)とは、日本の新左翼党派である共産主義者同盟赤軍派活動家で、指名手配中の梅内恒夫が寄稿した手記。 == 概要 == 1972年5月10日付の『映画批評』に寄稿した手記で、約6万字にも及ぶ膨大な文章である。指名手配者による手記という特異性もさることながら、当時の新左翼に蔓延した反日思想(窮民革命論・反日亡国論・日本原住民論など)の理論形成に寄与し、その年の12月には東アジア反日武装戦線がつくられることになる。 特に八切止夫史観に着目した部分は、太田竜に古史古伝などのオカルトに関心を持たせるきっかけを与え、後年、太田竜が陰謀論者として名を馳せることになるなど、多大な影響を及ぼすことになった。 ちなみにこの手記のコピーは第三者を経由して八切止夫の所にも送り届けられた〔久山信「"全世界"から"前世界"へ 現代オカルト戦略と古史古伝」『別冊歴史読本 特別増刊14 「古史古伝」論争』新人物往来社、1993年〕。八切止夫はこの手記を見て「私には覚えのない文章も、その都合で歪められて用いられていた。」と憤慨したという〔八切止夫『アラブの戦い』日本シェル出版、1974年、p77〕。 手記の最後に「1972年4月16日」の日付が記されており、これが梅内恒夫の最後の消息となっている。太田竜は「同志として公然と確認しよう」と返答したが、それに対して梅内恒夫の応答はなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「共産主義者同盟赤軍派より日帝打倒を志すすべての人々へ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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