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共鳴 : ウィキペディア日本語版
共鳴[きょうめい]

共鳴(きょうめい、)とは、物理的ながある特定の周期で働きかけを受けた場合に、その系がある特徴的な振る舞いを見せる現象をいう。特定の周期は対象とする系ごとに異なり、その逆数固有振動数とよぶ。
物理現象としての共鳴・共振は、主に の訳語であり、物理学では「共鳴」、電気を始め工学的分野では「共振」ということが多い。
共鳴が知られることになった始原はを伴う振動現象であると言われるが、現在では、理論式の上で等価・類似の現象も広く共鳴と呼ばれる(バネの振動・電気回路核磁気共鳴など)〔原子力百科事典 ATOMIKA のNMRの項より。〕。
== 概要 ==
きわめて通俗的な説明としては、ある物体Aの振動エネルギーが、別の物体Bに移る現象だとしてもよい。
: A(振動)→B、A→(振動)B
しかし、A・Bが電波アンテナのような場合、必ずしもAは物体でなくともよく、自己共鳴的な現象では必ずしもAの存在は必要とされない。また、核磁気共鳴のような場合は摂動磁場の振動に対する磁性の変化として現象が現れるため、振動やエネルギーの移動があるわけではない。
共鳴が起きた場合、理論式の上では系を特徴付ける物理量が0や無限大になる場合が多い。また、外部からの振動が与え続けられる場合、振動を受ける側に破壊的現象が起こる場合がある(ハウリングタコマナローズ橋の事例)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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