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兵庫チャンピオンシップ(ひょうごチャンピオンシップ)は、兵庫県競馬組合が園田競馬場のダート1870mで施行する地方競馬の重賞競走(JpnII)である。農林水産省が賞を提供しているため、正式名称は「農林水産大臣賞典 兵庫チャンピオンシップ」と表記される。 == 概要 == 1999年に兵庫県競馬でサラブレッド系競走馬を導入したのに伴い、2000年に4歳(現3歳)限定の定量の中央・地方全国指定交流の重賞(統一GIII)競走、兵庫チャンピオンシップとして創設、2004年にはダート競走格付け委員会によりGII(統一GII)に格付けされた。第1回以来、一貫して園田競馬場のダート1870mで施行されている。兵庫県競馬で最も賞金が高い競走である。 6月のユニコーンステークスや兵庫ダービー、7月のジャパンダートダービーなどを見据える中央・地方の3歳のダートの有力・中堅クラスの競走馬が出走する。本競走よりも高賞金の独自の3歳春季重賞体系を構築している南関東四場からの出走は少ないが、中央競馬では最初の3歳(旧4歳)限定ダートグレード競走であるユニコーンステークスが6月初頭の施行である為、日本中央競馬会(JRA)の3歳(旧4歳)のダートの有力馬が出走してくる傾向がある。また、ジャパンダートダービーを目標に、ユニコーンステークスでは確かめきれない地方競馬特有の深いダートへの適性を確かめるべく出走してくるJRA所属馬もいる。他にもJRA勢にとっては、本競走の1着・2着〔低額だが、ダートグレード競走なので2着でも加算される。〕賞金の加算によって日本ダービーの賞金順による出走枠確保の可能性が高まることや日程的な都合、芝路線のトライアル競走と比べれば相手関係が手薄になることも多いことなどから、芝・ダートを問わないタイプの馬にとっては日本ダービーへの最終ステップレースとしての意味合いを持つこともある〔実際に、2009年の勝ち馬であるゴールデンチケットはここを勝った事で日本ダービー出走を果たしており(7着)、管理する森秀行調教師もそのために当レースに出走させた事を後の競馬雑誌のインタビューで明かしている。〕。この様な状況ゆえ、JRAからは芝・ダートの両路線から強力な馬が出走してくることが見られ、地元兵庫競馬勢は苦戦を強いられる傾向がある〔第2回のロードバクシン以降、地元勢は3着が3回(2006年ジョイーレ・2007年エンタノメガミ・2010年フィオーレハーバー)あったものの、2011年のホクセツサンデー(2着)まで連には絡めなかった。〕。 また兵庫ダービー(2005年までは「園田ダービー」)と菊水賞と共に兵庫三冠競走を構成している。2005年までは本競走は第2戦に位置付けされていたが、2006年は施行順序が兵庫ダービーと入れ替わり第1戦に、2007年以降は菊水賞に続く第2戦に位置付けられている。 2003年からゴールデンウィークに施行している。また、2004年・2005年はかきつばた記念・かしわ記念と共にゴールデンドリームシリーズを構成していた。 出走資格はサラブレッド系3歳の競走馬で、兵庫県競馬所属の競走馬が4頭、その他地方所属馬が3頭、JRA所属馬が5頭のフルゲート12頭と出走枠を定めている。 負担重量は定量で牡馬・セン馬が56kg、牝馬は2kg減の54kgとなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「兵庫チャンピオンシップ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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