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典型元素(てんけいげんそ、main group (block) element、typical element、representative element)とは、周期表の1族、2族と12族から18族の元素で、全ての非金属と一部の金属から構成される元素の区分である。これに対して3族から11族の元素は遷移元素と呼ばれる。 典型元素はsブロック元素(1~2族)とpブロック元素(12~18族)とから構成され、(2族の隣は13族とすると)族番号が増えるにつれ価電子が一つずつ増え、族ごとに固有の化学的性質を示す。言い換えると、価電子により化学結合の特性が決まる(記事電子配置に詳しい)ため、価電子の構成を同一にする族ごとに化学的性質が変化することになる。 == 性質 == 典型元素の性質は族的あるいは周期的に変化するが次のような特徴を持つ * 族ごとに特有の性質を示す(特有の性質に呼応して「アルカリ金属」、「ハロゲン」など性質に由来する族の別名を持つ)。 * オクテット則に従う場合が多い(13族は結果として従わないことがある)。 * 族が小さいほど陽イオンになりやすく、大きいほど(18族を除く)陰イオンになりやすい。 * 単体は周期表の右上(第2周期17族)ほど共有結合性物質の性質が強く、左下(第6周期1族)ほど金属的性質が強い * 短周期の族番号をN(1~2族はI~II、13~17族はIII~VIIとする)とすると、最大の正酸化数は+Nをとり、最小の負の酸化数は-(8-N)の値をとる。これをアベックの規則(:en:Abegg's rule, Abegg's law of valence and countervalence)と呼ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「典型元素」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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