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典礼[てんれい] 典礼(てんれい)とは、定まった儀式・儀礼あるいはこれを司る役である〔新村出編『広辞苑 第五版』岩波書店2004、「典礼」〕。通常はキリスト教(カトリック教会)のそれを指すことが多いが、釈奠典礼とも呼称される儒教の祖孔子を祀る儀礼である釈奠なども一般に典礼と呼ばれる〔新村出編『広辞苑 第五版』岩波書店2004、「釈奠」〕〔用例 〕〔用例 〕。 本項目ではカトリック教会における典礼、すなわち公的礼拝およびその様式について述べるが、媒体によってはカトリック教会に限定されない術語として「典礼」が用いられる場合もあるため、キリスト教の他教派のものについても部分的に解説する。 == 教派別の名称 == 「典礼」は、もともとはカトリック教会の用語で、ギリシャ語で「公共の事業」「公衆の名で、あるいは公衆のために行われる奉仕」を意味する〔『カトリック教会のカテキズム』カトリック中央協議会、ISBN 487750-1010、337頁〕「レイトゥルギア」(、中世以降リトルギア、英語ではliturgy; リタジー)の訳語である。神と人への奉仕であるキリストの教会の行為、またはそのための儀式一般を意味する一方で、儀礼の様式を指す概念としても用いられる術語である。キリスト教における公的礼拝の意味での典礼は、「公祈祷(こうきとう)」とも称する。 見かけ上似た用語として「礼典」があるが、これはプロテスタントにおいて、キリスト自身によって制定されたとされる洗礼と聖餐の2つを指す概念である。礼典は、カトリック教会における秘跡、正教会における機密に相当する。ラテン語()に由来する英語からの片仮名転写でサクラメントとも呼ばれる。 上の表における用語は教派ごとに大小の概念の違いを含んでおり、対応する語句同士が一対一対応して一致しているわけではない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「典礼」の詳細全文を読む
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