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内事局 内事局(ないじきょく)は、かつて存在した内閣の機関。1947年末に内務省が廃止された後、旧警察法の施行に至るまでの60日限定で設置された〔草柳大蔵 『内務省対占領軍』 朝日文庫 p.258〕。 == 概要 == 連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の民政局(GS)の主導によって、内務省は解体・廃止されることになったが、それによって内政上の混乱が起きると困るということで、暫定的に「内務残務処理局」という機関を置いて内務省の行う任務を行わせて、所管事務を行うことができる機関が設立されるのを待って、逐次、所管事務を移管することになった。内事局長官に内定した林敬三は、「内務残務処理局」とはいかにも名前が悪いということで「内政局」もしくは「内務局」という名前にしてもらいたいと要望したが、GHQはこの要望を受け付けず、最終的には「内事局」という名前で決着している〔草柳大蔵 『内務省対占領軍』 朝日文庫 p.254〕。 旧内務官僚は、内事局の責任者を国務大臣にしたいと説明したが、GSはこれも一蹴し、逆に、内事局の存続期間を、警察法、消防組織法および最高法務庁設置法がすべて施行された日、またはその設置の日から90日を経過した日のいずれか早い日に廃止されるとした〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「内事局」の詳細全文を読む
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