翻訳と辞書 |
内山昭一[うちやま しょういち] 内山 昭一(うちやま しょういち、1950年 - )は、日本の昆虫料理研究家。 == 来歴 == 長野市出身。市内ではないが、長野県内には昆虫食が食文化として現存し、祖父がカイコの蛹を好物としていたため、幼い頃から身近に昆虫食の食文化が存在する環境下で育つ。しかし当時はどちらかというと昆虫食に負のイメージを抱き、他に食べ物がないから昆虫を食べているとも考えていた。 1998年、東京都内で開催されたイベント「世界の食用昆虫展」で世界各地の昆虫食を知ったことを機に、友人たちとともに「昆虫料理研究会」を立ち上げる〔 。当初の活動は、釣り人が釣った魚をその場で食べることと同様に、定期的に河原などに出かけて昆虫を採集して食べる程度だったが、数年後、仲間の1人が自分の営む喫茶店で昆虫料理のイベントを行いたいと相談したことで、素材集めやレシピ作りに熱中することとなった〔。 以来、味覚、食感、栄養を始めとして、昆虫を食材としてあらゆる角度から研究〔。2008年に出版された初の著作本『楽しい昆虫料理』には、約80種類の昆虫食のレシピが記載されている。栄養面や生産上の効率など多くの点で、昆虫食を理想的な未来食と主張しており〔、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、インターネットなど多数のメディアを通じて昆虫食の啓蒙に努めている〔。また、定期的に有志を募って昆虫食を楽しむイベント「昆虫食のひるべ」や〔、セミを採集して食べるイベント「セミ会」などを開催しており、出席者たちに好評を得ている。 昆虫食が一般的でない日本においては、昆虫食に熱中する姿勢はマニアと捉えられ、内山の薦める昆虫食に嫌悪感を覚える者も多いが、その口調や、野生の恵みを皆と分かち合って味わうことを喜びとする姿勢は「釣り好き」「山菜好き」と同じで、マニア特有の偏りや暗さがなく、内山と話すことで昆虫食に対する拒絶感が薄らぐとの声もある。各メディアで昆虫食を取り上げる際に外すことのできない人物とも評価されている〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「内山昭一」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|