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内海聡 : ウィキペディア日本語版
内海聡[うつみ さとる]

内海 聡(うつみ さとる、1974年昭和49年)12月9日 - )は、日本の内科医漢方医〔、陰謀論者。自ら「キチガイ」と名乗り、医療だけでなく政治や社会の問題点に切り込んでいる〔キチガイ医の素人的処方箋 - キチガイ医(内海 聡のHN)が心療内科、精神科の問題だけでなく 医療界、社会、政治の問題点に斬り込むブログ 〕〔トンデモ医師の「障害児を産んだ親は反省すべき」発言が炎上 宋美玄氏に聞く、産婦人科医としての反論  ウートピ 2015.06.17〕。断薬のためのTokyo DD Clinicを立ち上げ、自らが理事長のNPO法人薬害研究センターに(ナルコノンの)ピュアリフィケーション・プログラムを導入し、反精神薬・薬害ネットワークという向精神薬に反対するネットワークも立ち上げている〔。サイエントロジー教会は同プログラムを、運動、ビタミン等の投与、サウナを組み合わせ、細胞から毒素を除去するとしている〔。
意に反して親の強い要求で内科医となり漢方を学んだ〔。2009年2月から意気投合した笠陽一郎の「精神科セカンドオピニオン」にかかわる〔。2010年8月には西洋医学と東洋医学を融合させる想いを持っていたが、2011年11月には「精神医学など存在していい代物ではない」として「笠陽一郎とその一派、この稀代の詐欺師たち」と述べ〔、2013年5月には 『医学不要論』を出版した。日本東洋医学財団に賛同する医師として講演会を行っている。
== 経歴 ==
内海聡は、1974年に兵庫県に生まれる。
親が内科医であったが、彼は文系で歴史が好きであったために跡継ぎをするつもりもなかった。しかし、親からの強烈な圧力によって、本人いわく「不本意ながら」医学部に入学することになるが、研修時代を患者が詰めかけるような忙しい病院で過ごし、患者の訴えを聞き自分で考えることが重要であるとして、医学に熱心になった〔。2000年に筑波大学医学専門学群を卒業し〔、内科を専門とするようになった。
彼が当初胡散臭さを抱いていた漢方が、劇的に効果を表した経験から、2004年には漢方を学ぼうと東京女子医科大学附属東洋医学研究所の研究員となる〔。翌年の2005年に東京警察病院消化器内科に勤務し、さらに翌年の2006年に牛久愛和総合病院内科・漢方科と、勤務医として過ごし、2006年に〔漢方が得意であったため牛久東洋医学クリニックを開業する〔〔「うつ病100万人時代の憂鬱」ではクリニックの開業は2006年と書いてある。〕。2010年8月に発行された『精神疾患・発達障害に効く漢方薬』の冒頭では、「私は地方のクリニックで診療するヤブ医者で、漢方の知識を少々もっているに過ぎない」と自身を紹介し、その中では、漢方薬をうまく活用して西洋医学と東洋医学を融合させることで、より多くの患者が救えるという思いを綴っている。
総合病院の漢方科に所属する内科医として、精神科や心療内科から回されてくる患者を診ているころから精神科に疑問をもっていたが、書店で2008年発刊の『精神科セカンドオピニオン』に出会い、誤診誤処方の疑問が解けていく感覚を感じ衝撃を受け、ウェブサイト「精神科セカンドオピニオン」では漢方薬についてのアドバイスをし、そして笠陽一郎からオピニオンそのものを引き継いだ「続・セカンドオピニオン」を開始することになったことを語っている。しかし、別のインタビューでは、
薬漬けをなんとかせねばと思っていた中、インターネットで「精神科セカンドオピニオン」というサイトを知り、笠にメールして意気投合したためサイトにかかわるようになったことを述べ、サイトでボランティアのアドバイスを行いはじめたのは、2009年2月からである。2010年11月27日に「精神科セカンドオピニオン掲示板」は、内海への攻撃を契機として状況が一変し、笠陽一郎の意向により突然閉鎖された。
2010年8月に発行された『精神疾患・発達障害に効く漢方薬』の「東洋医随想録」にて、内海は「ビタミン剤も同じである。含まれるビタミン剤自体に大きな違いがあるわけでもなく、ビタミンの濃度が高過ぎれば、これだって危険なものとなりかねない。高額なビタミン治療の餌食となっている精神科の患者は後を絶たない」と述べている。しかし後に述べるが、高濃度栄養療法を採用することになる。2011年4月には鍼灸も取り入れたり、また、薬を軽減する際に漢方薬を使うことが多いが、向精神薬を使う場合もかなりあることを述べている〔。それが同年11月には「この世に精神医学など存在していい代物ではない」として精神科医である笠を「笠陽一郎とその一派、この稀代の詐欺師たち」と述べるまでに至った。
2012年4月10日の自由報道協会での記者会見は、内海聡と共に、サイエントロジー関連団体の市民の人権擁護の会の米田が登場し、『やや日刊カルト新聞』では「サイエントロジー記者会見を主催しちゃった」として批判され、カルト問題に詳しい弁護士からは、こういうものを排除できないと問題集団のプロパガンダに利用されるようになってしまうと指摘された〔 / 〕。2012年4月に発刊された『大笑い!精神医学』の「おわりに」では、市民の人権擁護の会の米田らに「資料提供にてお世話に」なったことを謝辞している。この著書では、「精神科は存在自体が悪」、「結論をひと言でいえば、精神科は不要であると断言できる」などと述べるようになっている。そして同年12月の『精神科は今日も、やりたい放題』では「またサウナや岩盤浴を使って汗をかき脂肪を燃焼させて解毒する意識を持つことも大事です。なぜなら精神薬は脂溶性であり、皮下脂肪、内臓脂肪、何より脂質の塊である脳内に溶け込むからです。(略)実は海外の違法ドラッグ解毒施設などでは、薬を一気に抜くことがほとんどです」。それは後の著書で明かされるように、同じくサイエントロジー関連団体のナルコノンのシステムである。
2012年12月には、「精神薬の断薬を目指すためのクリニック」Tokyo DDC(drug-deprivation-support-clinic)を立ち上げることを宣言し、内容としては「保険医療機関として精神薬断薬、内科薬の整頓や減断薬に特化して治療するためのクリニック」であり、栄養学、東洋医学、薬物離脱学をミックスさせるとし、併設するNPO法人の「薬害研究センター」では、(ナルコノンの)ピュアリフィケーション・プログラムを導入するといった構想を紹介した。2013年3月に牛久東洋医学クリニックを閉院。2013年4月2日にTokyo DD Clinic開業、NPO法人薬害研究センターを設立した。
「薬害研究センターの治療における主たるプログラム」として、「薬が脂溶性であることを考慮し、低温サウナによる薬物排出」を患者に実践させていることを明記しており、その根拠として「薬害研究センターでは、海外における精神薬離脱の方法を参照として、サプリメントによる高濃度栄養療法と、サウナによる発汗と脂肪燃焼法、食養プログラムが中心となります」と述べられている。
2013年4月の『心の病に薬はいらない!』では、市民の人権擁護の会とかかわりがあり、ヘロイン、コカイン、大麻、覚醒剤などの違法ドラッグを中心とする薬物から離脱することを支援する組織であるナルコノンのシステムを参考にしていることや、前著に比べてサプリメントを高く評価するようになり、Tokyo DDClinicでもナルコノンでも用いられているサプリメントを使って、一定以上のビタミンやミネラルを必要とする高濃度栄養療法に言及している。また、ナルコノンのプログラムではサウナは5時間であり、カルシウムとマグネシウムときれいな油をとることを説明し、また、脂肪分解とともに何年も後に薬物が脳に影響を与えるという「薬物性フラッシュバック」を説明し、「残留薬物が再活性化すると、理由もなく過去の記憶が次々と蘇ってきたり、まさにトリップ状態に陥るのです」と説明している。
サイエントロジー教会ウェブページによると、同プログラムは「運動、ビタミン等の投与、またサウナの使用を組み合わせたものであり、余剰物過多となった細胞から残留薬物等の毒素を除去する解毒プログラムである」と記述されている 。教会側は、毒素、残留薬物、また放射性微粒子等は体脂肪に蓄積されており、それらは植物油の摂取でその脂肪分と体脂肪を交換し、運動を行うことで最終的には発汗や体外排泄物等の自然排出の形で除去されるものであると主張している。しかし、第三者による科学的な調査により、汗の中に含まれる毒素や残留薬物の濃度は取るに足らない程であり、それらは主に肝臓、腎臓、肺臓を経由して体外に排出されるということが分かっている。
船井メディアの月刊CDマガジンの『JUST』2014年3月号で特集記事が掲載された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「内海聡」の詳細全文を読む



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