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内田春菊 : ウィキペディア日本語版
内田春菊[うちだ しゅんぎく]

内田 春菊(うちだ しゅんぎく、1959年8月7日 - )は、日本漫画家小説家エッセイスト女優。本名は内田 滋子ノックアウト所属。落語立川流の門下でもあり、高座名「立川於春の方」を持つ。
== 経歴 ==
長崎県長崎市出身。小学生の時に漫画家を志すが、実母と養父から漫画を描く事を禁じられ、隠れて豆本漫画を描いていた。中学時代に同級生の子を身籠ったことをきっかけに、養父から性的虐待を日常的に受けたことから家出。長崎県立長崎南高等学校1年途中で学校側から強制退学させられる。慶應義塾大学文学部哲学科通信教育課程に入学するも、「スクーリングのカリキュラムが不親切」と通うこともなく中退する。
その後、印刷会社の写植バーホステス、喫茶店のウェイトレスなどを経て、ペンネームの名付け親でもある編集者・プロデューサーの秋山道男に出会い見出される。その後、彼女の個性を認めたいしかわじゅんの紹介もあって、1984年双葉社発行の『小説推理』に掲載された『シーラカンスぶれいん』で漫画家としてデビュー。
性的な事柄をストレートに描き、岡崎京子桜沢エリカらと「女の子エッチ漫画家」として人気を呼ぶ。また、エッセイ、漫画エッセイ等も執筆し、その社会一般の価値観への異議申し立てで人気を博す。
青林堂発行の『月刊漫画ガロ』には、1985年9月号『おそろしいかえる酒』で初登場。 以後も『ガロ』に芸術性の高い作品を発表する。1986年から1987年にかけて『ガロ』誌上に連載した『南くんの恋人』は、これまでに4回テレビドラマ化されている。
1993年に発表した初めての小説『ファザーファッカー』はベストセラーとなり、第110回直木賞の候補作となった(1995年に映画化)。翌1994年には『私たちは繁殖している』・『ファザーファッカー』両作合わせて第4回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。また『キオミ』で第112回芥川賞候補。
クラブ歌手だった経歴を生かし、1983年にラテンバンド「アベックス」を結成して歌手活動も行なっていた。また、女優として映画、ビデオ、舞台等にも出演している。
。また、漫画『私たちは繁殖している』では自らを「ジジ」と名乗っている。
3度の結婚歴があり、3人目の夫である俳優の貴山侑哉とは2005年に戸籍上は離婚したが、事実婚の形で同居していた。しかし2012年2月11日放送の『ゴロウ・デラックス』にて、貴山侑哉との同居を解消したと番組内で話している。
子供は4人(未婚中に長男、2人目の夫と結婚中に別の人との間に長女、貴山との間に次女と次男)。次女は女優の紅甘紅甘-フジテレビ 〕〔紅甘 - Yahoo!検索(人物) 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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