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内航船(ないこうせん、)とは、日本国内の貨物輸送だけに使用される船のことである。つまり、日本国内だけの港の間を航海する。外国の港にも寄港する船は外航船(外国船)と呼ばれる。 ==概要== 内航船は外航船と比べると比較的に小さい船が多い。しかし近年、内航船の大型化が目立つようになっている。 内航船と外航船を外観で見分けることは出来ない。いくらかの点から推測や判断は可能である。例えば、巨大船とか船籍港が外国の港である船は外航船である。 内航船と外航船のはっきりとした違いは内航船は日本国内の貨物輸送だけに使われるために国際条約の要求を満足するように建造されていない。 外航船のように国際条約の要求を満足するような仕様で建造すると建造費が高くなる。内航船は日本国内のみで運航される条件で安く建造できるメリットがある。 船の種類、建造仕様やグレードを示す船級符号がある。内航船にはCSが付く場合が多い。CSはCoastal Service(沿海区域)を意味し、遠洋区域を航行(国際航海)しないので外航船に比べると薄い鉄板を使用して建造されていることを示している。外航船には国際条約で要求されている防火構造(難燃材料:A-60などを使用し、消防設備を設置)はケミカル船、ガス船そして部分的に要求される長距離フェリー(航海時間により適用規則がことなる)以外の内航船には適用されていない。海外売船されてフィリピンやインドネシアで運行されているフェリーが火災を起こすと全焼しやすいのはこの理由があると推測される。外航船は救助までの時間が長い事を前提しているので防火構造を要求している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「内航船」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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