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内装変速機 : ウィキペディア日本語版
変速機 (自転車)[へんそくき]
本項では自転車における変速機(へんそくき)について解説する。自転車においては操作機構も含めて説明することが不可欠であるため、それについても本項にて取り扱う。
== 概説 ==

原動機のある他の乗り物と同様、駆動力となる回転運動を何らかの機構により走行に適した回転数およびトルクに変換し、車輪へ伝達する装置または機構を指す。原動機の付いた多くの乗り物と違うのは、原動機はその回転数を減速してトルクを増すのに対し、自転車は増速(加速)してトルクを減少させることにあると言える。
自転車の場合、駆動力は人間の足(稀に手など)の発揮する筋力と体重によるクランクを回転させる力により原動力を得る。この回転力は、原動機に比して回転は遅く、力(トルク)は大きい。(ここで言う「トルクが大きい」というのは、相対的にそう重くはない車体と積載物、そして乗員の重量に対して、それを希望の速度に加速して走行を維持するのに要する力としてのトルクである。)そこで、変速機を利用してクランクの回転角に対するホイールの回転角の比率を変換して必要な車輪の回転数とトルクを得る。
単に駆動系においてこの回転数変換を単一の機構にて行う(すなわち自転車の用語で言う単速、シングルスピード)ものであっても「回転数を変換」しているのだから変速機と言えることになるが、通常それだけでは変速機とは呼ばず、何らかの人為的な操作にてこの回転数変換の比率を任意に変更する装置、機構を日本の自転車では一般に変速機と呼んでいる。(欧米においてはこの意味での変速機がなくてもドライブトレイン・システム)として単速、多段変速にかかわらず包括的に呼称する。英語記事を参照。)
21世紀初頭のこんにち、自転車における動力伝達方式は様々で、駆動力の伝達方法もチェーンベルトシャフトなどが挙げられるが、とりわけ大多数をチェーンによる伝達が占める。チェーン駆動の場合、変速機構はチェーンそのものを利用することが出来る。すなわち、直径の異なる歯車にチェーンを掛け替える訳であるが、このチェーンの「掛け替え」を行う機構を指して特にディレイラー(英語で"脱線器"の意。鉄道用語でもある)と呼ぶ。その他の駆動方式、またはチェーン駆動を含めて、チェーンの掛け替えではなく歯車を切り替えて変速を行うものもあり、この場合は内装変速機と呼んで区別する。これに対するディレイラーを外装変速機と分類することもある。詳細は各項目に詳説する。
走行中に(場合によっては停車中でも)この機構を操作するため、人間の変速操作を伝達する機構を構築しなければならないが、これを指して、またはこれも含めた機構全体を変速機と呼ぶこともある。スポーツ自転車に多いが、この操作部分のみを指して特にシフターまたはシフトなどと呼ぶことがある。自転車の場合、ある速度の変速比に機構を維持する、すなわち位置決めの機能もこのシフターが受け持っている場合が多く、変速機構全体を見た場合このシフターまで含めて一つの系を成していると言えるだろう。
この変速機構全体を電動で駆動するものも登場し、自転車の変速機はさらなる発展を見せつつある。
電動アシスト自転車については、原則的に乗員の踏力(こぐ力)を加えないと電動モーターが動かないし、アシストを切れば普通の自転車と同じであるので、外装、内装問わず一般と同じ変速機を搭載している。
自転車における変速機の変速比の選択、いわゆる段数は、一般車に多い2、3段程度からスポーツ車の20~30段前後に及ぶものまで幅広い。スポーツ車の段数が多いのは、クランク側と車輪側それぞれに変速機を持ち、これにより段数が飛躍的に多くなっている為である。但し、歯車比は必ずしも最上段から最下段まできれいに並んでいる訳ではなく、二つの変速機の組み合わせによっては変速比が重なる部分もあるため、これを熟知した操作が求められ、時に競技における優劣を決する重要なテクニックとなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「変速機 (自転車)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bicycle gearing 」があります。



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