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内視現象[ないしげんしょう]
内視現象(ないしげんしょう、)とは、眼そのものを原因とするような視覚現象である。 飛蚊症は代表的な内視現象である。 == 概要 == 内視現象は、錯視や幻覚と同様に、その観察者の知覚を日常的な外界の対象に帰し得ない主観的現象であるが、眼にその原因が帰される点で、脳に原因を帰される錯視や幻覚とは厳密には区別されうる。 しかし現象の中にはその原因が必ずしも明らかでなかったり、一義的にどちらかに帰すことが不適切な場合もありうる。 主としてこの用語は眼科学で用いられ、主要な原因を眼球内の直接的な既知の物理現象に帰すことが明らかとしうるものに対して使われている。 脊椎動物の網膜は、光を感じる細胞の前面(硝子体側)に血管や神経線維のある奇妙な逆転構造をしており、このため例えば血管が常時網膜に影を落としている。 しかしわれわれの視細胞や脳は、網膜上で動かない物体を視覚的に無視するなどのさまざまな補償を行い、眼球内の不要な物理的効果を主観的に気づきにくいようにしている。 内視現象のいくつかは適当な条件の元でこれらの補償がうまくいかず視覚に現れたことによって起こる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「内視現象」の詳細全文を読む
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