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円筒分水[えんとうぶんすい]
円筒分水(えんとうぶんすい)は、農業用水などを一定の割合で正確に分配するために用いられる利水施設。円筒状の設備の中心部に用水を湧き出させ、円筒外周部から越流、落下する際に一定の割合に分割される仕組みとなっている。地域によっては「円形分水」(えんけいぶんすい)とも呼ばれる。土木工事分野では「円筒分水工」(えんとうぶんすいこう、英: circular tank diversion works〔河川・水資源日英用語集編集委員会「EXCEL/PDIC対応 河川・水資源 日英用語集 version 2004/5 」より。〕)と呼ばれる。原義は工事の名称だが、完工した設備についても同様に呼ばれる。 == 構造 ==
サイフォンの原理などを利用して円筒中心部に水を導き、その水が円筒外縁部を越流する際に外縁部に設けた仕切りで分配するものや、外縁部に設けた穴の数によって分配するものなどがある。 右図は外縁部を越流させる構造の場合を図示したもので、外縁部に設ける仕切りの間隔とその比率で、用水が正確に分配される。 仕切りの間隔がそのまま分水比を示すため、分配される水量が外観から把握でき、流量を勝手に変更するような不正が行われにくい。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「円筒分水」の詳細全文を読む
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