翻訳と辞書
Words near each other
・ 円隆寺 (舞鶴市)
・ 円静
・ 円静寺
・ 円靭帯
・ 円靭帯動脈結紮法
・ 円音放送
・ 円頂
・ 円頂党
・ 円頓寺
・ 円頓寺商店街
円頓戒
・ 円頓章
・ 円頭症
・ 円顔
・ 円顱
・ 円館 (小惑星)
・ 円館金
・ 円高
・ 円高不況
・ 円鱗


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

円頓戒 : ウィキペディア日本語版
円頓戒[えんどんかい]
円頓戒(えんどんかい)は、最澄が唱えた天台宗や、その流れを汲む鎌倉仏教の一部を除く各宗派らで授けられるであり、完全にして自在な修行者のたもつ戒のこと。
具体的には、『梵網経』が説く菩薩戒大乗菩薩戒で、十重禁戒と四十八軽戒を指し、日本の天台宗が主張した大乗戒を、やがてこの用語で呼ぶようになったものである。円頓とは、円満頓速の意で、全ての物事をまどかに欠ける所なく具え、たちどころに悟りに至らせるのをいい、究極とすることから称された。
留学中の最澄が道邃より授けられ、当時において侶は小乗戒の『具足戒』と大乗戒の兼学が基本で、密教の場合にはこの上さらに三昧耶戒を授かる必要があったが、最澄は帰国後小乗戒と三昧耶戒を排し、大乗戒のみによる侶の養成を図った。最澄は円戒という語を用い円頓戒とは呼んでいないが内容的には最澄の創意であり、弘仁13年(822年最澄没後、この戒を授受する大乗戒壇比叡山に創設されて以降、日本天台宗南都側の仏教会より自立したとされる。その後円仁の『顕揚大戒論』、安然の『普通授菩薩戒広釈』等により円頓戒は大成する。
== 脚注 ==

== 参考文献 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「円頓戒」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.