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冉魏[ぜんぎ]
冉魏(ぜんぎ、拼音:Rǎnwèi、350年 - 352年)は、中国の五胡十六国時代に漢族の冉閔によって建てられた国。国号は単に魏だが、複数の時代に魏を国号とする国があるために、冉閔の魏を冉魏と呼んで区別する。 ==概要== 国都は鄴。後趙の混乱に乗じて建国した。 しかし、後趙石氏政権が、連年にわたって漢人を虐待したことへの反動として、漢民族至上主義に基づく、漢族のみの国家を目指したため、異民族の勢力圏にあった華北地方においてはその勢力基盤は脆弱で、支配領域は鄴周辺のわずかな地域に限定され、また後趙の残存勢力との争いにも国力を割かれることになり、後趙を滅ぼすことには成功するものの、建国のわずか3年後に前燕の慕容儁らにより滅ぼされた。 あまりに早く滅亡したため、「五胡十六国」の一つには含まれない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「冉魏」の詳細全文を読む
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