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再燃焼装置 : ウィキペディア日本語版
アフターバーナー

アフターバーナー (afterburner, A/B) は、ジェットエンジン排気に対してもう一度燃料を吹きつけて燃焼させ、高推力を得る装置である。
== 原理 ==
ガスタービンエンジンの理論空燃比は、空気 : 燃料 がおおよそ 15 : 1であり、熱効率やエンジンの小型化の面ではこの混合比で燃焼させるのが最も望ましいが、実際は60 : 1程度の薄い混合比で燃焼させている。(リーンバーン)濃い混合比で燃焼させるということは、質量および体積当たりの発熱量が多いということであり、燃料ガスが高温となる。21世紀現在の技術では、高速回転による遠心力と圧縮・膨張するガス圧力に抗しながら、高熱に曝され続けても耐えられる強靭なタービンブレードの製造は極めて困難である。そこで、燃焼に消費するよりも多めに吸入した空気の一部は、タービンブレードや燃焼室といった構成要素を冷却するために利用され、排気筒内でも高温の燃焼ガスを取り巻くようにして排気される。ジェットエンジンのコア部分からの排気が冷却用空気によって希釈されるため、理論空燃比に比べると薄い混合比で燃焼することになる。そのため、燃焼室とタービンを通過してきた排気には、吸気時の約75%の酸素が残る。十分に酸素を残した高温の排気ガスに対して燃料を改めて噴射し、燃焼させることで推力を最大で約50%増加させられる。これがアフターバーナーの原理である。しかし燃焼によるエネルギーをほとんど回収しないため、燃焼効率は極めて悪い。ただ、大掛かりな装置を必要としない点は好ましい。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アフターバーナー」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Afterburner 」があります。



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