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冑 : ウィキペディア日本語版
兜[かぶと]

、かぶと)とは、打撃・斬撃や飛来・落下物などから頭部を守るための防具
本項目では、古代から近世にかけてに戦争に用いられた頭部防具のことを指す(近代以降のものについてはヘルメット参照)。
具足とセットで用いられ、甲冑とも呼ばれる。
元来、『甲』は鎧、『冑』は兜を表していたが後に混同され、甲が兜の意で用いられる事もある。なお、兜、冑ともに漢語由来の字であるが、現代中国語では頭盔の字が使われる(突盔形兜の「盔」である)。
特に中世日本の兜のように、防具としての役割以外に、着用者に威厳を持たせる役割を担うこともある。

==起源==

人類が戦いをはじめたときから現代の戦闘においても、最も狙われやすく、危険な部位は頭部である。兜がいつの時代から使われ始めたのか定かではないが、ギリシア神話ヘラクレスネメアの獅子を退治した後、その毛皮を被って防具としたと言われるように、初期の兜は動物の毛皮などをまとったものであったのだろう。
その後パッドを入れた頭巾などが使用されるようになり、加工技術と鎧の変化に合わせて 形状も変化して行った。
河南省安陽県からは、鋳型を用いて鋳造されたと思われる代後期の青銅の兜が出土している。
頭頂部からは細い筒が立てられていて、羽毛か何かを飾るための物であるとされている。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kabuto 」があります。



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