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写本[しゃほん] 写本(しゃほん、Manuscript)とは、手書きで複製された本や文書、またはその行為そのものを指して示す用語。時に、原本(オリジナル)である正本(しょうほん・せいほん)と対応させて、それを書き写した書写本であることを強調するために用いられることもある。 == 概要 == 洋の東西を問わず、広く木版印刷や活版印刷術が普及する以前、本は筆写するものであった。中世ヨーロッパにおいて写本はキリスト教の修道院を中心に行われ、「」によって組織的に作られた。その当時の写本の中にはしばしば壮麗な挿絵がつけられ(挿図参照)、美術品としても価値を見出されるものも存在する。中国の北宋代以降、日本では、仏典の木版印刷が用いられ始めたが、修行の一環としての写経は依然として行われ、それは今日においても引き継がれている。一般の本は写本により伝えられた。 写本では、筆写の過程でしばしば誤読、誤字脱字、付け加えなどが生じ易い。これらは原典を正確に伝承するという意味では瑕となるが、一方で写本がどのように伝わっていったかを系統立てて考察し、その背景にある文化的特性を検証する素材ともなる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「写本」の詳細全文を読む
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