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コールドスリープ (Cold sleep) とは、宇宙船での惑星間移動などにおいて、人体を低温状態に保ち、目的地に着くまでの時間経過による搭乗員の老化を防ぐ装置、もしくは同装置による睡眠状態。移動以外にも、肉体の状態を保ったまま未来へ行く一方通行のタイムトラベルの手段としても用いられる。 SF作品にはよく出てくる手法である。 == 概要 == 一般にコールドスリープには、低温状態にして睡眠後に時々覚醒するタイプ、冬眠タイプ、冷凍タイプがあると考えられる。 将来、惑星間の有人移動が可能になったとしても地球と火星の間ですら片道に数ヶ月を要するなど、長期に及んでしまう。その間の搭乗員の食料、酸素といった生命維持系、健康・体力の維持や退屈しのぎなどに使う施設、生活空間など、生活に要するものを少なく抑えることができれば宇宙船の質量を減らすことができ、その分だけ燃料を減らすことができる。また、備蓄スペースを別のことに利用できる。また、移動時間が数十年やそれ以上にも及ぶと、人間の寿命との兼ね合いが出てくる。このような点から、コールドスリープが選択される。 一方で、問題点や課題もある。 長期間、無重力状態に肉体がさらされると、筋肉の衰えや骨が脆くなるなどの弊害が考えられる。また、重力がある状態で長期間同じ姿勢のまま睡眠を行うと、床ずれを起こして皮膚が壊死することも考えられる。 冷凍した場合、水分が凍結した時に起こる体積膨張により細胞を破壊してしまうため、生命を保ったまま人間を冷凍できるかどうかなどの問題がある。なお、冷凍保存では精子の冷凍保存は実用化されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コールドスリープ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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