翻訳と辞書 |
凍雨[とうう] 凍雨(とうう, )は、透明あるいは半透明の氷が雨のように降る気象現象。 == メカニズムと特徴 ==
雨が上空で凍ったものと考えると分かりやすいが、厳密には雪が解けて再び凍ったものである。雪が雨に変わる際に見られる。 地表付近の気温が0℃以下で、上空の気温が0℃以上の場合に発生する降水現象で、雪や霰が雲より落下する間に上空の0℃以上の空気の層を通過したために一旦融解して水滴となり、その後地表付近の0℃以下の空気の層を通過する間に再び凍結したものである。 霰や雪が不透明あるいは半透明なのに対し、凍雨はほぼ透明で、場合によっては中心部が気泡により半透明になっているので区別できる。 上空の0℃以上の空気の層に比べて、地表付近の0℃以下の空気の層が厚く、雨粒が再凍結するのに十分な冷気層があるときに起こる。同じような発生条件であっても、上空の0℃以上の空気の層が厚く、地表付近の0℃以下の空気の層が薄いと、雨粒は0℃以下であっても凍結しない過冷却状態となって着氷性の雨として降り、地面などに落ちた瞬間に凍結して雨氷となる。凍雨もあまりよく見られる気象現象ではないが、雨氷はほとんど見られない珍しい現象で、見られる地域も限られる。雨氷、凍雨ともに、温暖前線の前面で見られる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「凍雨」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|