翻訳と辞書 Words near each other ・ 凝固因子異常 ・ 凝固壊死 ・ 凝固帯 ・ 凝固抑制因子 ・ 凝固時間 ・ 凝固時間(血液の) ・ 凝固点 ・ 凝固点、氷点 ・ 凝固点法 ・ 凝固点測定法 ・ 凝固点降下 ・ 凝固点降下法 ・ 凝固熱 ・ 凝固第Ⅱ因子 ・ 凝固第Ⅴ因子 ・ 凝固第Ⅶ因子 ・ 凝固第Ⅷ因子 ・ 凝固第Ⅸ因子 ・ 凝固第ⅩⅠ因子 ・ 凝固第ⅩⅡ因子 Dictionary Lists mini英和辞書 mini和英辞書 Webster 1913 Latin-English FOLDOC Wikipedia English ウィキペディア

翻訳と辞書　辞書検索 [ 開発暫定版 ] スポンサード リンク 凝固点降下 ： ウィキペディア日本語版 凝固点降下[ぎょうこてんこうか] 凝固点降下（ぎょうこてんこうか、Freezing-point depression）とは、不揮発性の溶質を溶媒に溶かすと溶媒の凝固点が低くなる現象のことである。たとえば水は零度で凍るが、塩水や砂糖水はもっと冷たくならないと凍らない。飽和食塩水（食塩濃度25％の食塩水）であればその食塩水は-22℃になってはじめて凍る。凝固点降下は熱力学的にはつぎの式に従う〔磯直道、上松敬禧、真下清、和井内徹　『基礎物理化学』　東京教学社、1997年〕。 $\backslash Delta\; T=\; \backslash frac\; m\; =\; K\_f\; m$ :$\backslash Delta\; T$ 凝固点降下の大きさ :$m$ 溶質粒子の質量モル濃度 :$M$　溶媒の分子量 :$R$　気体定数 :$T\_f$　溶媒の凝固点 :$\backslash Delta\; H\_f$　溶媒の凝固熱（潜熱） この関係は沸点上昇においても同様な式に従い、束一的性質と呼ばれる。 言い換えると、特定の溶媒では $K\_f$ は定数となりモル凝固点降下と呼ばれ、溶媒の固相に取り込まれない不揮発性溶質を溶解させた十分に希薄な溶液では、凝固点降下度は、溶質の種類にかかわらず、溶質の質量モル濃度 $m$ に比例する。溶液の凝固点 $T$ は純溶媒の凝固点を $T\_f$ として以下の式で表される。ただし溶質が解離および会合していないという仮定の下で成立する式であり、イオンに解離する場合は解離により生じる全粒子数を考慮した濃度を用いなければならない。を導入して補正する。 :$T\backslash \; =\backslash \; T\_f\; -\; \backslash Delta\; T$ :$T\backslash \; =\backslash \; T\_f\; -\; K\_f\; m$ しかし、溶質が溶媒の固相に取り込まれる場合は、凝固点は降下する場合も上昇する場合もある。 古典的にはこの性質を使い導出されるモル質量より分子量を決定した時代があったが、今日においては一般的ではない。 == 応用 == 路上に積もった雪に塩をまくと、氷点下でも凝固点降下により氷が溶けて流れるために、融雪剤として利用することができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「凝固点降下」の詳細全文を読む スポンサード リンク 翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.