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出世螺[しゅっせぼら]
出世螺(しゅっせぼら)は、江戸時代の奇談集『絵本百物語』にある日本の妖怪。ホラガイが数千年を経て龍となったものとされる。 == 概要 == 『絵本百物語』によれば、深い山に住むホラガイが山に三千年、里に三千年、海に三千年住んだ末に龍に化身したものであり、山からこの出世螺が抜けた跡を「出世のほら」と呼び、静岡県湖西市の遠州今切れの渡しも法螺の抜けた跡とされている。 江戸時代の外科医・武井周作の著書『魚鑑』によれば、深山の土中には巨大なホラガイが棲んでおり、これが山中に三千年住んだ末、大規模な山崩れと共に土の中から抜け出し、さらに里に三千年、海に三千年住んだ法螺が龍に化身したものが出世螺だという。 また『絵本百物語』によれば、螺の肉を食べると長生きをするといわれるが、実際にはそのようにして長生きした人の話は確認されていないため、これが由来となって嘘をつくことを「ほらをふく」というようになったともいう〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「出世螺」の詳細全文を読む
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