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出版取次(しゅっぱんとりつぎ)とは、出版とその関連業界で、出版社と書店の間をつなぐ流通業者を指す言葉。単に取次とも。 取次と書店との関係は、卸売問屋と小売店の関係に当たるが、委託販売制度により、書店が在庫管理を考えなくて済むのが、他の業種との大きな違いである。 == 機能 == 日本の出版流通は取次主導型の体制となっており、取次が担っている機能は多岐に渡る。 *取引総数最小化 - 出版社は3,500社、書店は1万5,000店前後存在するので、双方が個別に取引を行うのは手間がかかりすぎて現実的ではない。間に取次を介することで取引件数を減らすことができる。 *集荷分散 - 物流機能 *返品処理 - 委託販売制により発生する返本を処理する。 *商品管理 *代金回収 *金融 - 書店への代金回収の繰り延べや出版社への委託販売代金の見込払いなど実質的な金融機能を持つ。 *需給調節 *品揃え - 小規模書店でも取次を介することで多数の出版社から配本を受けられ、品揃えを豊富にできる。 *コンサルティング *情報サービス - POSシステムや書誌情報サービス等を提供している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「出版取次」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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