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出生率 : ウィキペディア日本語版
出生率[しゅっしょうりつ]

出生率(しゅっしょうりつ)とは、人口学において、一定人口に対するその年の出生数の割合をいう。通常、人口1000人あたりにおける出生数を指す。これは普通出生率または粗出生率(crude birth rate、CBR)と呼ばれる。これに対し合計特殊出生率(total fertility rate、TFR)という概念もあり、単に「出生率」(Birth Rate)といった場合、日本では一般的には合計特殊出生率を指すことが多いが、世界では基本的に普通出生率を指す。
出生率は発展途上国で高く、先進国で低い傾向がある。
== 普通出生率とその他の出生率 ==
普通出生率(CBR)は以下のように表される。
CBR = \frac
n はその年の出生数で、p はその年の(年央の)総人口である。この数字は普通死亡率(crude death rate)と組み合わされ、自然人口増加率が導き出される(「自然」とは、移民や引越などの社会的な人口移動を含まないということである)。
これに対し、一般的に使用される合計特殊出生率は、一人の女性が一生のうちで産む子供の平均人数を指す。普通出生率とはちがい、合計特殊出生率は人口の内の性別構成や年齢構成などの偏りに影響されない(普通出生率のもととなる総人口には、男性や老齢女性・年少女性も含まれてしまう)ため、「ある時点での出生率」を求めるには優れた指標である。
その他の出生率には以下のようなものもある。
* 総出生率(General fertility rate 、GFR )
:年間出生数を、15歳から45歳の(つまり出産年齢の)女性の総人口で割った数。
:15歳から45歳の女性1,000人あたりの出生数。
*標準化出生率(Standardised birth rate 、SBR )
:性別・年齢別人口構成を、仮定の標準人口と比較したもの。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「出生率」の詳細全文を読む



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