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出羽清原氏[でわきよはらし]
出羽清原氏(でわきよはらし)は、平安時代の豪族である。出羽国(後の羽後国)の在庁官人、清原令望が俘囚長に任ぜられ、仙北三郡を支配したとする説があるが定説はない。 == 概要 == 朝廷に服属した蝦夷を俘囚といい、清原氏はこの俘囚の主(『陸奥話記』)と史料に見える。自身も俘囚の一族ではないかとも考えられているが、系図では中央貴族である清原氏の深養父系とされている。しかし深養父の子から出羽清原氏に繋がる部分の信憑性に疑問があることから、元慶の乱で都から来た清原令望を祖とする在庁官人ではないかともいわれている〔新野 1989〕。『陸奥話記』等でも安倍氏と違い「真人」の姓が明記されており、鎮守府将軍に補任されることが出来たことからも単なる俘囚ではないとする見解が多いが、実際の家系についてはまだ不明な点が多い〔高橋 1991〕。 1990年代以降、武則系を海道平氏(岩城氏)の一族とする説〔野口 1993〕が唱えられると、これを強化する論考が続き〔樋口 2008〕〔樋口 2011〕、有力な説とする論考〔元木 2011〕も現れている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「出羽清原氏」の詳細全文を読む
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