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出血性敗血症(しゅっけつせいはいけつしょう、)は、''Pasteurella multocida''の莢膜抗原B型あるいはE型による感染を原因とする感染症。日本においては家畜伝染病予防法の法定伝染病に指定されており、対象動物はウシ、スイギュウ、シカ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、イノシシ。日本での発生はない。''Pasteurella multocida''は両端染色性のグラム陰性、通性嫌気性の桿菌。経気道的あるいは経口的に感染すると考えられており、ウシでは症状を発見する前に突然死亡することが多い。急性例では胃壁、腸管膜、心膜などに広範な充出血点が観察される。病気の進行が早いため適切な治療法は確立されていない。炭疽、気腫疽、悪性水腫との類症鑑別が必要。血液がタール様にならないことから炭疽と鑑別することが可能であり、筋肉病変の違いから気腫疽、悪性水腫との鑑別が可能である。不活化ワクチンが実用化されている。 == 関連項目 == *ウサギパスツレラ病 *家きんコレラ *家畜伝染病 *気腫疽 *豚萎縮性鼻炎 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「出血性敗血症」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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