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ビームスプリッター
ビームスプリッターは、光束を2つ(場合によってはそれ以上)に分割する光学分野の装置である。ビームスプリッターに入射した光の一部は反射し、一部は透過する。偏光成分を分離できるものもある(偏光ビームスプリッター)。光学ピックアップ、反射型液晶プロジェクタ、光通信機器、光子乱数発生器などに用いられる。反射光と透過光の強さがほぼ1:1のものをハーフミラーと呼ぶ。また、ある程度の面積をもつ板状のものをこう呼ぶ場合もある。 == 構造と応用 == プリズム型、平面型、ウェッジ基板型がある。プリズム型は直角プリズムを2つ貼り合わせ、接合面には誘電体多層膜や金属薄膜のコーティングを施してあるタイプである(キューブビームスプリッター。下の例参照)。簡単なものは、薄いガラス膜でできている。 CDなどの光ディスク読み取り装置では、レーザー光をビームスプリッターを用いて反射層に当て、反射光を同じビームスプリッターで分離して光検出器に当てる。反射光を半導体レーザーに入射させないように、偏光ビームスプリッターと1/4波長板が用いられる。この際に反射層へのビームを複数に分け、トラッキング信号を得る場合もある。
可干渉光をビームスプリッターで2つに分けて2つの光路に通し、後に両者を干渉させると、光路長のわずかな差を検出できる(干渉計)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビームスプリッター」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Beam splitter 」があります。
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