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分子軌道法 : ウィキペディア日本語版
分子軌道法[ぶんしきどうほう]

量子化学において、分子軌道法(ぶんしきどうほう、)、通称「MO法」とは、原子に対する原子軌道の考え方を、そのまま分子に対して適用したものである。1953年にジョン・ポープル、、らにより理論が作られた。
分子軌道法では、分子中の電子原子結合として存在しているのではなく、原子核や他の電子の影響を受けて分子全体を動きまわるとして、分子の構造を決定する。
分子軌道法では、分子は分子軌道を持ち、分子軌道波動関数 \psi_j^ \ は、既知のn個の原子軌道\chi_i^ 線形結合重ね合わせ)で表せると仮定する。
: \psi_j^ = \sum_^ c_ \chi_i^
ここで展開係数 c_について、基底状態については、時間依存しないシュレーディンガー方程式にこの式を代入し、変分原理を適用することで決定できる。この方法はLCAO近似と呼ばれる。もし\chi_i^ 完全系を成すならば、任意の分子軌道を\chi_i^ で表せる。
またユニタリ変換することで、量子化学計算における収束を速くすることができる。分子軌道法はしばしば原子価結合法と比較されることがある。
== 概説 ==
原子軌道に対応して、分子全体に広がる一電子空間軌道関数である分子軌道によって、分子を構成する個々の電子の状態が記述されると考える。この分子軌道を計算して、分子の電子状態を求める方法が分子軌道法である。
原子軌道の線形一次結合 (Linear Combination of Atomic Orbitals) によって分子軌道 (MO) を近似する方法は、「LCAO分子軌道法」あるいは「LCAO法」あるいは「LCAO MO」と呼ばれる(「LCAO法」の項も参照)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「分子軌道法」の詳細全文を読む



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