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分散制御システム(ぶんさんせいぎょシステム、)は、制御システムの一種で、制御装置が脳のように中心に1つあるのではなく、システムを構成する各機器ごとに制御装置があるもの。制御装置はネットワークで接続され、相互に通信し監視し合う。工場の生産システムなどによく使われる。 DCS は産業の様々な部分で使われており、以下のようなものが分散制御システムと呼ばれている。 * 送電網と発電所 * 環境制御システム * 信号機 * 水管理システム * 石油精製プラント * 化学プラント * 製薬 * センサーネットワーク * タンカーなどの貨物船 == 要素 == DCSには独自設計のプロセッサをコントローラとして使うことが多く、通信方式や通信プロトコルも独自のものであることが多い。入出力部はモジュール化されている。プロセッサは入力モジュールから情報を受け取り、出力モジュールに情報を送る。入力モジュールは対象プロセスの入力機器から情報を受け取り、出力モジュールは出力機器に命令を送る。プロセッサと各モジュールを繋ぐバスはマルチプレクサ/デマルチプレクサを経由する。分散コントローラ群と中央コントローラ、さらにはユーザインタフェースあるいは制御コンソールも何らかのバスで接続される。 分散制御システムの各要素は、スイッチ、ポンプ、バルブなどの物理的装置と直接接続されることもあるし、SCADAシステムのような中継システムを経由することもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「分散制御システム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Distributed control system 」があります。 スポンサード リンク
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