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分散型電源 : ウィキペディア日本語版
分散型電源[ぶんさんがたでんげん]
分散型電源(ぶんさんがたでんげん)とは、電力供給の一形態であり、比較的小規模な発電装置を消費地近くに分散配置〔消費する場所に設置する発電装置は「オンサイト型電源」と呼ばれる。〕して電力の供給を行なう機械そのものや、その方式のことである。二次送電系統への系統連系を中心とした中小規模の発電施設から、太陽光や風力、燃料電池などの規模の小さい低出力の発電装置まで、各種の多様な電源が含まれる。
== 長所・短所 ==
;長所
* 送電
 * 送電ロスが少ない
 * 送電設備が縮減できる
* 災害時などでの電力ネットワーク停止時にも電源供給がある程度期待できる
* 電力ネットワークを上手に設計できれば、冗長性が増すことで抗堪性が高まる
* コジェネレーションでは廃熱利用が可能
;短所
* 送電系統と配電系統での逆潮流への対応
 * 設備設計と日常的な制御が複雑になる
 * 電力の品質低下が懸念される
 * 設備に求められる余裕度が大きくなる
* 小規模・分散化による弊害
 * 一般的には大規模発電設備よりも発電効率〔「発電効率」は、廃熱回収によっても発電するコンバインドサイクル発電を行わないなら、燃料を完全燃焼させて生じる熱量の合計に対して生み出される電気エネルギーの割合で表され、熱効率と同義となる。コンバインドサイクル発電での効率は、燃料を完全燃焼させて生じる熱量の合計に対して生み出される総電気エネルギーの割合である「総合熱効率」を用いて表される。〕が低下する
 * 運転管理に手間がかかるおそれがある
 * 必要な設備投資の合計額が大きくなるおそれがある
 * 排煙処理などの確実性に疑問が残る
* 人口密集地域内やその近辺での事故時のリスクが大きい

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「分散型電源」の詳細全文を読む



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