翻訳と辞書
Words near each other
・ 分枝鎖アミノ酸
・ 分枝限定法
・ 分染
・ 分染法
・ 分柱
・ 分校
・ 分校の人たち
・ 分校村
・ 分根
・ 分椎目
分業
・ 分業体制
・ 分業制
・ 分極
・ 分極、偏光
・ 分極化
・ 分極率
・ 分極率テンソル
・ 分極率近似
・ 分極的多党制


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

分業 : ウィキペディア日本語版
分業[ぶんぎょう]

分業(ぶんぎょう、英:division of labor)とは、複数の人員が役割を分担して(モノ)の生産を行うことである。もともとは経済学の用語であったが、現代では幅広く社会関係全般に適用して使われている。
== 経済的分業の概念 ==
分業は生産過程における効率性を高めるためにとられた役割分担のシステムである。財を生産していく工程をすべて一人だけでこなしていくのは、完成までに時間がかかり、しかも少量しか生産ができないうえに、生産者への負担が大きくなるというデメリットがある(伝統工芸を担う職人などが典型例である)。これを解消し、より迅速に大量の財を生産するために、複数の生産者が生産工程において役割を決め、スケジュールに基づいて作業していくのが分業のメリットである。これは、財を安定的に市場供給できるという点からも優れたシステムということができる。
このような分業のシステムを理論的に定式化したのが、18世紀のイギリス自由主義経済学者アダム・スミスである。彼は、『国富論』の第一編において分業を論じている。彼はピン製造を例にとり、それがさまざまな過程に分解されていることで生産におけるメリットを示した。彼が示した分業の概念は、デヴィッド・リカードの国際分業理論(比較生産費説)やカール・マルクスによる生産関係の概念に応用され、労働価値説とともに広く経済学者、社会学者哲学者等に影響を与えた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「分業」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.