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集合 S に対して、積 × と和 + が定義されている時に、 # # が任意の元 a,b,c について成り立てば、この積は和に対して分配法則 () を満たすという。同じことを、積は和に対して分配的であるともいう。特に 1 を左分配法則、2 を右分配法則という。もちろん、× が交換法則を満たすときには、1, 2 の区別はない。 分配法則は次のようなもので成り立つ。 *実数のかけ算は足し算に対して分配法則を満たす。 *行列のかけ算は足し算に対して分配法則を満たす。 *集合の和は共通部分に対して分配的であり、共通部分は和に対して分配的である。また、共通部分は対称差に対して分配的である。 *論理記号の論理和 (or) は論理積 (and) に対して分配的であり、論理積は論理和に対して分配的である。また、論理積は排他的論理和 (xor) に対して分配的である。 二つの二項演算の定義された集合を考えるとき、一方の他方に対する分配法則を仮定することが多い。例えば、環を参照。 ==関連記事== *多項式の展開 *因数分解 *結合法則 *交換法則 *代数的構造 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「分配法則」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Distributive property 」があります。 スポンサード リンク
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