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分領公国[ぶんりょうこうこく] 分領公国 / 分領地(、、。「分割・分割する」という言葉が語源。)は、12世紀から16世紀のルーシにおいて、大規模な公国が細かく分割された結果として形成された政権・領域を指す言葉である。分領公国はそれぞれの公(クニャージ)、大公(ヴェリーキー・クニャージ)の支配下に置かれた。 ==概要==
分領公国は、公式には分割元の公・大公の権力下にあり、外交・戦争は分割元の公国や大公国の方針に従う義務があるが〔アレクサンドル・ダニロフ『ロシアの歴史(上)』150頁〕、実質的には、独自の貨幣・法制度・土地の支配権を有した独立国であった。 分領公国の出現は、遺産としての土地の寄贈・譲渡による、土地の分割の結果によるものである。それぞれの分領公国は、さらにより小さな分領公国へと分割されていった。 一方、分領公国の終焉は中央集権国家の形成によって引き起こされた。ロシアでは、ロシア・ツァーリ国の最後の分領公国であるウグリチ公国(ru)が、1591年に、イヴァン4世の子のドミトリーの死後に廃止された。リトアニア大公国内では、18世紀末まで若干の分領公国が存続していた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「分領公国」の詳細全文を読む
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