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切削油[せっさくゆ]
切削油(せっさくゆ)とは、金属などの切削加工を行う際に、摩擦抑制と冷却のために使用する油の総称。近年では主成分に水を使うものが多くなったため、切削剤と呼ばれることが多い。 == 種類 == 切削油には現在、主に油性切削油と水溶性切削油がある。 油性切削油は鉱物油に切削性能を向上させる目的で添加剤を加えたものが多い。 水溶性切削油は、油を溶剤によって水に溶かして使用する。水溶性切削油は、冷却が優先される加工に使用される。また、廃棄時の環境負荷が低いため、現在、金属加工で使用される切削油の主流となっている。 過去には塩素系切削油が多く用いられていたが、短鎖長の塩素化パラフィンに発がん性リスクがある事と廃油処理時などにおけるダイオキシン発生が問題となった事を受けて現行のJIS規格では塩素系切削油は除外されている。一部ではコストや性能の問題でまだ塩素系切削油が使用されているものの現在では非塩素・塩素フリーのものが主流となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「切削油」の詳細全文を読む
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