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切稜立方体 : ウィキペディア日本語版
切稜立方体[せつりょうりっぽうたい]

切稜立方体(せつりょうりっぽうたい、chamfered cube)とは、立方体の辺(稜)に平行な平面によって辺(稜)を含む三角柱部分を切り離す操作(切稜)を、12本の辺(稜)に対して一様に行うことによって得られる凸多面体である。
切り離される三角柱の底面が二等辺三角形である場合、いいかえれば切稜角が45度の場合には、最大の切稜深度すなわち立方体の辺(稜)の中点を含む平面で切稜することによって得られる多面体は菱形十二面体とよばれている。したがってそれよりも浅い切稜によって得られる多面体は、菱形12面体の4価の頂点6箇所を切頂した切頂菱形12面体(truncated rhombic dodecahedron)ともよばれる18面体となる。これはゾーン多面体の一種でもある。
構成面:正方形6枚、平行六角形12枚(内角は109.47度と125.26度)
辺(稜):48
頂点:32。うち、24は(4,6,6)、8は(6,6,6)
回転対称性:4回回転対称軸3本、3回回転対称軸4本、2回回転対称軸6本
双対多面体:四方立方八面体(Tetrakis cuboctahedron(英語版

==典型的な鉱物標本==

蛍石(英名Fluorite、化学式CaF2、等軸晶系)。産地:Shaogan Guangdong, China。結晶学では、正方形面を100面、六角形面を110面と表記している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「切稜立方体」の詳細全文を読む



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