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初動負荷理論[しょどうふかりろん]
初動負荷理論とはスポーツトレーナである小山裕史が唱えたトレーニング理論。 == 概要 == 「初動負荷」とは「実際の運動に近い、自然な負荷(の与え方)」を意味し、運動の発動時に負荷のピークが存在することである。例えば重い物を持ち上げる時、一番大きな力が発揮されるのは最初に地面から物が離れる瞬間である。こういった初動時にピークがくる負荷が人間が自然に体験する本来のものであり、「初動負荷」をトレーニングに導入することで柔軟性が増し、身体本来の合理的な「動き(フォーム)」が取り戻せるという。運動形態としては拮抗筋の共縮を防ぎながら、主導筋の弛緩、伸張、短縮の「SSC」発現また、PNFが自然機能する点でリハビリなどへも効果を発揮する。従来の方法との相違点としては、無酸素動態からの解除。つまりは動作後の疲労度合いが必要最小限に留められ、且つ老廃物の生産が抑制的。またその除去が速やかである事が確認される。 逆の例として、ゴムチューブを利用したトレーニングの場合、負荷となる収縮力はチューブの伸びに比例するから運動の終わりに向けて負荷が増大していく。本理論ではこういった負荷形態を「終動負荷」と呼んで筋肉の硬直を招き、動き作りの妨げになるとしている。 初動負荷の実現には姿勢、ポジショニングを工夫し重心位置と負荷線を考慮し、関節などへの負担を考慮したスクワット等の一般的なトレーニング、もしくは専用に設計された機器を用いたマシーントレーニングが行われる。動作初期に加えた力を負荷の加わる仕事を動作終盤には惰性によって完了する事。また反射を促進するためへの負荷の漸減。呼吸のリズムなども考慮する。神経らの活動でさえも負荷の一部とされる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「初動負荷理論」の詳細全文を読む
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