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初花[はつはな] 初花(はつはな)は、楢柴肩衝・新田肩衝と並んで天下三肩衝と呼ばれた茶器の一。一般的には初花肩衝と呼ばれる。徳川将軍家伝来の陶製茶入である。古来「大名物」として名高い茶入で、中国の南宋または元時代の作と推定され、戦国時代に日本に渡来した。初花という命名は室町幕府8代将軍・足利義政とされ、その形状釉色が優美婉麗で春の先駆けする初番の名花に似るためだという〔桑田忠親編 『茶道辞典』 東京堂出版、1956年。〕。 重要文化財指定名称は、唐物肩衝茶入 銘初花(からものかたつきちゃいれ めいはつはな)で、現在は東京の徳川記念財団に所蔵されている。 == 概要 == 陶製、高さ8.8cm。「肩衝」とは器の肩部が水平に張った茶入のこと。肩から底部にかけて茶褐色の釉が流れて景色をつくっている。均整のとれた優美な作ぶりである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「初花」の詳細全文を読む
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