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別れのブルース[わかれのぶるーす]
別れのブルース(わかれのブルース)は、1937年(昭和12年)に発表された日本の歌謡曲。作詞は藤浦洸、作曲は服部良一。淡谷のり子の歌唱により、日本コロムビアからレコード化され、大流行した。 == 楽曲解説 == 日本の歌謡曲で初めて題名に「ブルース」と付けられたのは、1935年(昭和10年)にヘレン雪子本田の歌唱によって発表された『スヰート・ホーム・ブルース』である。しかし、日本でブルースを広く大衆に知らしめたのはこの作品である。 服部の代表曲として広く知られ、1960年(昭和35年)に開催された服部の作曲生活40年を祝う「シルバーコンサート」〔『服部良一の音楽天国』 99頁。〕や、1967年(昭和42年)に開催された「還暦記念コンサート」〔『服部良一の音楽天国』 102頁。〕で披露された。また、1992年(平成4年)に開催された服部の作曲生活70年を祝う「服部良一音楽祭'92」〔『服部良一の音楽天国』 124頁。〕でも憂歌団によって披露された。そして、1993年(平成5年)に服部が亡くなり「服部良一合同音楽葬」が行われた際には、淡谷が歌うこととなった。また、2007年(平成19年)の『服部良一 〜生誕100周年記念トリビュート・アルバム〜』では徳永英明がカバーしている。 しかし、ブルース調の楽曲ではあるものの、ブルースコードを用いていない点〔『服部良一の音楽天国』 142頁。〕や、シャンソンや従来の日本歌謡曲の影響がある点〔『上海ブギウギ1945 服部良一の冒険』 84頁。〕など、本場のアメリカのブルースと異なった点が多いことは、服部克久を始めとする多くの人々が指摘している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「別れのブルース」の詳細全文を読む
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