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利潤率 : ウィキペディア日本語版
利潤率[りじゅんりつ]

利潤率(りじゅんりつ、)とは、マルクス経済学において、投下総資本に対する剰余価値の比率を表す指標である。不変資本を''C'' 、可変資本を''V'' で表すと、利潤率''r'' は投下資本総額''K'' = ''C'' + ''V'' に対する剰余価値''M'' の比率で表される。すなわち
: ''r'' = ''M'' /''K''
である。これは利潤資本価値の増殖分を適切に表現することができる公式である。
これに可変資本の年回転数''n'' をかけると年間利潤率が求められる。すなわち
: ''r'' = (''M'' /''K'' )×''n''
となる。
== 費用価格と利潤の関係 ==
費用価格 ''k'' とは、商品を生産するため、資本家が投資する前貸し資本を指す。

前貸し資本は、生産手段の購入に充てられる''c''(不変資本)と、労働力の購入に充てられる''v''(可変資本)に分かれる。

したがって、

費用価格 ''k'' = ''c''(不変資本)+ ''v''(可変資本)

である。

剰余価値''m''は費用価格の超過である利潤''p''に転化し、商品の価値''W''は生産物価値(''C'' + ''V'' + ''M'' )から費用価格と利潤(''k''(費用価格)+ ''P''(利潤))という価値へ変化する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「利潤率」の詳細全文を読む



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