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ワンマン運転[わんまんうんてん]

ワンマン運転(ワンマンうんてん)とは、車掌が乗務せず、運転士一人によるバス旅客列車の運行方法である。
車掌の業務である運賃授受や発車時の安全確認などは運転士が兼務する。バスの場合はワンマンバス、列車の場合はワンマン列車ワンマンカーと呼ばれる〔ワンマン運転と区別するため、運転士と車掌が乗務している運行をツーマン運転もしくはツーメン運転と呼ぶことがある。〕〔千歳篤・奥野和弘「函館市電ワンマンカー運転進む」『鉄道ファン Vol.9 No.98 1969年8月号』、交友社、pp.52-54、1969年。『世界の鉄道’73』、朝日新聞社、pp.44・70・72・80・91・95、1973年。東京工業大学鉄道研究部 『路面電車ガイドブック』、誠文堂新光社、pp.201-211・278、1976年など。〕。
== 概説 ==

日本では主に列車あたりの輸送量が小さい線区や路面電車路線バスにおいて、人件費削減のために実施されている。このため複数による分業よりも運転手にかかる負担が大きい。日本の路面電車やバスのほとんどがワンマン運転を行っている。
ワンマン列車であっても、乗降客の多い時間帯や区間を運行する場合、車両が多く運転士のみでは客扱いしきれない場合、ワンマン化されて間もない場合などには車掌資格を持たない添乗員が乗務することがある。添乗員は乗客への案内や乗車券販売、車内改札といった補助業務のみを行い、扉開閉など列車の運転業務は運転士が行う。例えば、京阪石山坂本線では朝ラッシュ時、後方車両に列車防護要員が乗務する。列車防護要員には運転士の資格を持つ者とそうでない者とが存在する。
夜行高速路線バスなどで運転士が2人乗務し、1人の運転士が運転を担当している間はもう1人の運転士は仮眠をとり、数時間ごとに運転を交代しながら運行するケースがみられるが、認可上はこれもワンマン運行という扱いである〔鈴木文彦『高速バス大百科』p200(1989年8月9日初版・ISBN 4924420360)〕。
「ワンマン」は One-man operation (OMO) と言う語句でアメリカ合衆国でも用いられている。また、英語でconductorless(車掌抜き)とも表記されるため、京阪電気鉄道などではワンマン表示の下に、conductorlessの英字を併記している。
なお、日本の場合は(開業当時の都営地下鉄大江戸線などでは、ホームドアがなかったものの、6~8両編成のワンマン運転が実施されていたが、これは特認を受けて実施していた)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ワンマン運転」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 One-man operation 」があります。



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