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徳島中央公園(とくしまちゅうおうこうえん、Tokushima Central Park)は、徳島県徳島市徳島町城内(一部南前川町)の、城山とその周辺に広がる徳島城跡を利用した公園である。1906年に開設された。 旧称・通称徳島公園。 == 概要 == 徳島市のほぼ中心、徳島駅の北方の助任川沿いに位置する。旧徳島城の大半を敷地とするが、江戸時代の徳島城はより広く、現徳島町城内のほぼ全域を占めていた。また逆に、徳島城には含まれない助任川対岸の助任川河岸緑地も徳島中央公園の管轄である。徳島市立内町小学校は、東西北3方を徳島中央公園に囲まれているものの、公園の一部ではない(ただし公園開設時はこの地は園内だった〔河野幸夫『徳島 城と町まちの歴史』1982年 聚海書院〕)。 中央を城山が占め、城山と堀川により、平地は大きく西・東・南に分かれている(開設時は西区・東区・南区と呼ばれた)。 ; 城山西 : 徳島市立体育館・徳島県立中央武道館・徳島市民庭球場などの大規模なスポーツ施設が充実しているほか、幼児・児童用の遊具施設が置かれたエリアもある。かつての西ノ丸運動場と徳島刑務所が1970年代の再開発により新たに公園となった地区であり、徳島城の城郭遺構はほとんど失われている。 ; 城山東 : 堀川上流の水際公園と庭園になっている。この地区もかつては市民会館やテニスコートがあり、城郭遺構は乏しい。 ; 城山南 : かつての本城であり、徳島城博物館・旧徳島城表御殿庭園・鷲の門など主要な観光施設があるほか、広場や城郭遺構も多い。平成になってから、鷲の門復元・数寄屋橋の木橋化など、往時の姿を取り戻そうとする動きがある。城山南麓にはSLが静態保存されている。 ; 城山 : 徳島市指定天然記念物である城山原生林などの自然に触れることができる。数方向からの登山道が設けられており、山頂がある本丸跡まで登ることができる。 かつての蜂須賀桜を偲ぶべく随所(特に南部のお花見広場)に桜が植えられており、花見の時期などになると多くの人で賑わう他、4月~7月頃にかけては8月の本番に向けた阿波踊りの練習が公園内の各所で行われている。城山を一周するランニング・ウォーキングコースがある。 園内各地に「徳島彫刻集団」による彫刻が野外展示され、毎年交換されている。 用地のほとんどは市有地だが、一部は財務省管轄の国有地である〔園内武道館前の掲示〕。住民はほぼいないが、数件ある売店を営む数世帯が住む。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「徳島中央公園」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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