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劉渾[りゅう]
劉渾（りゅう 、439年 - 455年）は、南朝宋の皇族。武昌王。文帝劉義隆の十男。字は休淵。
== 経歴 ==
文帝と江修儀のあいだの子として生まれた。447年（元嘉24年）11月、汝陰王に封じられた。後軍将軍の号を受け、散騎常侍の位を加えられた。452年（元嘉29年）7月、武昌王に改封された。幼少の頃から凶暴で、よく護身の刀で側近を切りつけた。453年（元嘉30年）、劉劭が文帝を殺害して帝を称すると、劉渾は中書令に任じられた。この頃、劉渾は裸身で冠をつけないまま散騎省に赴き、戯れに彎弓を通直郎周朗に向けて射て、その枕に当てるという事件を起こした。孝武帝が即位すると、征虜将軍・南彭城東海二郡太守に任じられて、京口に駐屯した。
454年（孝建元年）6月、使持節・監雍梁南北秦四州荊州之竟陵隨二郡諸軍事・寧蛮校尉・雍州刺史に転じた。7月、劉渾は襄陽に到着すると、側近に檄文を作らせ、楚王を自称し、永光元年と元号を建てた。長史の王翼之が劉渾の書き付けを手に入れて、孝武帝のもとに送ると、孝武帝は劉渾を免官して庶人に落とし、皇族の籍から抜いて、身柄を始安郡に送って監視させた。
455年（孝建2年）8月、孝武帝は戴明宝を派遣して劉渾を詰問させ、自殺させた。劉渾の遺体は襄陽に葬られた。460年（大明4年）、母の江太妃の墓のそばに改葬された。465年（泰始元年）、明帝が即位すると、武昌県侯に追封された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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