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劉賓雁[りゅう ひんがん]
劉 賓雁(りゅう ひんがん)は中華人民共和国の作家。 1944年中国共産党に入党、1951年北京で、中国共産主義青年団機関紙「中国青年報」の記者となり、中国各地で取材活動を行う。この過程で官僚や党幹部の腐敗に触れ、官僚主義を批判する「橋梁工事現場にて」「本紙内部ニュース」を発表し、国の内外に大きな反響を呼ぶ。1957年の反右派闘争により「右派分子」となり創作活動を停止される。文化大革命中は「ブルジョワ民主化の代表的人物」「反党反社会主義の右派分子」として引き続き執筆活動を禁止される。文革終了後、1979年に名誉回復して人民日報の記者になり、多くの政治的腐敗、人権抑圧を「報告文学」という独特の形式で取材、執筆し、民衆の信頼と支持を得る。1986年末の民主化運動に連座したと1987年中国共産党を除名される。その後アメリカ滞在中に1989年天安門事件が起こり、そのままアメリカに亡命した。アメリカに渡った後も中国の民主化運動を支援し、活発に論壇で活動、「中国の良心」と呼ばれていた。代表作に「人と妖怪の間」「ひとりの人間とその影」「第二の忠誠」など多数。 日本では「劉賓雁ルポ作品集」や「劉賓雁自伝」が翻訳されている。 2005年12月5日、癌のためアメリカ・ニュージャージー州の病院で死去した。80歳。 ==脚注== 〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「劉賓雁」の詳細全文を読む
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