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加糖煉乳 : ウィキペディア日本語版
加糖練乳[かとうれんにゅう]
加糖れん乳加糖煉乳、かとうれんにゅう、)とは、牛乳に糖分を加えて濃縮させた、粘度の高い液体状の食品である。一般的にはれん乳(時には練りミルク)と略称されることが多い。また、れん乳を意味する英語からコンデンスミルクとも呼ばれる。
== 概要 ==
「練乳」は「煉乳」とも表記する。「煉」が常用漢字に入っていないため、法令では「れん乳」と書かれる。
成分は乳等省令で「乳脂肪分8%以上・乳固形分28%以上・全ての糖分58%以下」(加糖れん乳)と定義されており、一般的な製法は、原料の牛乳に砂糖を加えて煮詰め、液体に光沢が現れたら加熱を止めて冷却し、しばらく寝かせた後にチューブに詰めている。
牛乳に砂糖を加えるのは、甘みをつけるのが第一の目的ではなく、液体化した蔗糖を濃厚にすることで細菌の繁殖を防ぎ、保存性を高めるためであり、蔗糖が結晶せず乳糖が最小限の結晶となる限度まで加えられている。これは容器への充填後に殺菌するのを省くことを図ったものである。この製法は1835年イギリスのニュートンが考案したのち、1856年アメリカゲイル・ボーデンが工業化に成功し製品として売り出した。最近の製品は加熱殺菌して出荷されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「加糖練乳」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Condensed milk 」があります。



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