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加納光於 : ウィキペディア日本語版
加納光於[かのう みつお]
加納 光於(かのう みつお、1933年(昭和8年)2月28日 - )は、昭和後期から平成時代の版画家画家。版画、絵画の領域において実験的手法により独自の世界を切り開いたことで知られる。瀧口修造大岡信澁澤龍彦渋沢孝輔加藤郁乎吉増剛造巖谷國士、馬場駿吉、平出隆ら、文学者との交流や仕事も多い。
==経歴==
東京神田に生まれる。病弱のために中学を中退、10代後半を闘病生活のうちに過ごす中で微生物や植物の形態に関心を寄せ、またアルチュール・ランボーなどフランス詩に傾倒。1953年、19歳のときに独学で版画をはじめ、1955年に私家版銅版画集『植物』を出版。瀧口修造に見いだされ、彼の推薦で1956年にタケミヤ画廊にて初個展を開催する。東京国際版画ビエンナーレには第1回(1957年)から出品し、3回展(1962年)では亜鉛版を腐食させたモノクロームのインタリオ《星・反芻学》(1962)で国立美術館賞を受賞した。その他国内外の数多くの展覧会に出品し、受賞を重ねる。
1960年代後半には、金属板をバーナーで焼いて加工した凹凸の激しい版に鮮やかな色彩で刷られた《ソルダード・ブルー》や《半島状の!》などのカラーメタルプリントの仕事を行う。1970年代前半は図鑑などから切り取られた断片的なイメージをコラージュ的発想で詩的に構成する仕事を中心に行うとともに、オブジェなどの仕事にも取り組んだ。
1970年代後半には《稲妻捕り》に代表される、デカルコマニー的な手法によって流動感のある鮮烈なイメージの湧出を定着させる仕事に移った。1980年には初の油彩画展を開催し、その後は、インタリオやリトグラフによる版画作品の制作を差し挟みつつ、油彩画を中心として精力的に発表を続けている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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